「お腹は空いていないのに、仕事中につい甘い物を口にしてしまう」というクセが抜けず、体が重くなる一方だったNさん(30代・事務職)。仕事の休憩のたびに小さなお菓子をつまみ、夕方には気付けばスイーツを完食。罪悪感はあるのに止められず、「太りやすくなってきたのは年齢のせいかな」と思い込んでいたそうです。ところが、思い切って“なんとなく間食”をやめる工夫を始めたところ、3ヶ月で−3kg。肌も疲れも軽くなり、気持ちまで前向きに変わったといいます。そこで今回は、Nさんが実践した「だらだら食べを止める」簡単ダイエットを紹介します。
太る原因は「お腹が空いていないのに食べる」ことだった
Nさんの太りやすさの原因は、食べ過ぎというより“食べるタイミング”にありました。集中力が切れた時、書類の合間、なんとなく手持ち無沙汰な時、そんな瞬間に決まって甘いものをつまんでしまうクセが定着し、血糖値は上下を繰り返し、食欲がより増えやすい状態を招いていたのです。

「忙しいほどお菓子の量が増える。気付いたら、お昼ご飯よりカロリーをとっている日もあった」と振り返るNさん。満腹中枢が乱れてしまい、“食べても満足しづらい”悪循環に陥っていました。
まず「間食のルールを決める」だけで、食欲が落ち着き始めた
Nさんが取り入れたのは、無理な我慢ではなく“仕組みで止める”方法でした。まず「間食は1日1回だけ」「食べるなら15時まで」と時間のルールを設定。さらに、机の上からお菓子を撤去し、代わりに常温の水と温かいお茶を置くようにしたそうです。
ポイントは、 “手が届く場所にお菓子を置かない”こと。間食に手を伸ばすまでのワンクッションができるだけで、「本当に食べたい?」と自分に問いかける余裕が生まれたと言います。すると1週間ほどで、間食の量が自然と半分以下に。「15時までの1回ならOK」という小さな安心が逆に暴食を防ぎ、夕方のどか食いも落ち着いたといいます。
