年齢とともに気になりやすい“背中のもたつき”や丸まり姿勢。肩や肩甲骨まわりが固まると、後ろ姿の印象が重く見え、コリ・ハリまで慢性化しやすくなります。そんな悩みにやさしく働きかけてくれるのが、ヨガの簡単ポーズ【ブジャンガアーサナ】。普段使われにくい背中の筋肉をじんわり動かし、姿勢を自然な位置へと導いてくれるのが魅力です。
背中が丸く見えるのは“使えていない筋肉”が原因
年齢とともに後ろ姿が崩れて見える背景には、背中の筋肉が十分に働いていないことがあります。特に大人世代は、長時間のデスクワークやスマホ姿勢が習慣化し、肩甲骨が広がりっぱなしに。胸まわりが縮まり、背中側は動かないまま固まってしまうことで、丸まり姿勢や背中のハリが生まれやすくなります。
その点、ブジャンガアーサナは背中の下部から肩甲骨まわりまで、普段使いにくい筋肉に穏やかに刺激を届けられるポーズ。胸が自然に開き、深い呼吸が入ることで、固まった背面がゆるみやすくなり、姿勢そのものが軽やかに整っていきます。
ブジャンガアーサナ
(1)うつ伏せに寝て、両手を体の横に置く

(2)背中の力で上半身だけを持ち上げていく

▲腕の力を使わず、肩甲骨を引いていくようなイメージで背中の筋肉で上半身を持ち上げます
(3)上がるところまで上半身を持ち上げたら、腕を床から離して3〜5呼吸(約30秒間)キープする

▲脚で床を押すイメージで体を支えます
これを“1日あたり3回を目標”に実践します。なお、期待する効果をきちんと得るためには「背中の筋肉をしっかり使うこと」がポイント。また、肩やあご、脚が上がってしまうと、正しく背中の筋肉が使われていないことになるので注意してくださいね。<ヨガ監修:Minami(インストラクター歴4年)>
