年齢とともに気になり始める“お腹のぽっこり見え”。食事に気をつけても、なぜか下腹だけスッとしない…という悩みは、体幹の働きにくさや背骨の硬さが影響していることもあります。そこで今回は、ピラティスの簡単エクササイズ【スパイン・ツイスト】を紹介します。くびれ・姿勢・体幹を同時に整えられ、大人世代の細見えを後押ししてくれるエクササイズです。
ぽっこり見えの原因は“使えていないお腹”と“固まった背中”に
下腹だけが目立つようになる背景には、単に脂肪がついたのではなく、姿勢の崩れが大きく関係しています。特に座り姿勢が続くと、腹筋が働きにくくなり、背骨まわりも固まりやすい状態に。すると体幹が支えにくくなり、自然とお腹が前に押し出されるような姿勢が癖になっていきます。
「スパイン・ツイスト」は、背骨に沿う筋肉を無理なく動かしながら、腹斜筋や深層の体幹までまんべんなく働かせられるのが特徴。まずは“お腹と背中が連動して動く感覚”を取り戻すことで、ぽっこり見えの原因にアプローチしやすくなります。
スパイン・ツイスト
(1)しっかりと骨盤を立てて両脚を開き、両腕を床と水平にまっすぐ伸ばす

(2)(1)の姿勢のままゆっくりと背骨を引っ張るよう意識をしながら上半身を90度ねじって、ねじりきったポイントで2〜3呼吸(約20秒間)キープする


(3)脇の下を意識しながら、ゆっくりと(1)に戻る


続けて反対側も同じように実践します。なお、期待する効果をきちんと得るためには「両腕を水平に保つこと」、「骨盤を常に立てておくこと」、「頭だけで回転しないこと」の3つがポイント。特に両腕に力が入って、肩の位置が上がったり下がったりしやすいので、注意してくださいね。<ピラティス監修:Minami(トレーナー歴4年)>
