雨の日に頭痛がしたり、気温の急変に合わせて体がだるくなったり…。40代以降になると「天気の変化と体調の波がリンクしている気がする」と感じる場面が増えていきます。こうした不調の背景にあるのが、気圧の変化に体がうまくついていけなくなる“気圧不調”。今回は、なぜ大人世代になると“気圧不調”が起こりやすいのか、その理由を解説します。
気圧の変化が自律神経を揺らし、体が疲れやすくなる
気圧が下がると血管が拡張し、痛みやだるさが出やすくなります。特に40代以降は自律神経の切り替えがスムーズにいきにくくなり、わずかな気圧差でも体調が乱れやすいことがあります。
「天気が悪い日は頭が重い」「雨が近づくとめまいがする」といった違和感は、自律神経の揺らぎによるものと考えられます。気象の変化そのものは避けられませんが、仕組みを知るだけでも不調との距離が取りやすくなります。
40代以降はホルモンバランスの変化が重なり、敏感になりやすい
大人世代が気圧不調を感じやすくなる背景には、ホルモンバランスのゆるやかな変化も関係しています。女性ホルモンが低下する時期になると、自律神経とのバランスが乱れやすく、気圧の刺激に敏感になることがあります。
そのため「若い頃より天気で体調が左右されやすくなった」と感じるのは自然な変化。決して体が弱ったわけではなく、年齢とともに体の反応が変わってきたというだけです。気合いで乗り切るより、変化に合わせて対策することが大切です。
