「太ももだけ、なぜか痩せない…」と感じる大人世代は少なくありません。実はその悩み、内ももの“内転筋群”がうまく使えていないことが原因になっている場合があります。そこで今回は、ピラティスの簡単エクササイズ【内転筋強化ワークアウト】を紹介。太もも内側にしっかり効かせることで、脚の引き締めはもちろん、股関節の柔軟性アップや骨盤の位置を整える効果も期待できます。
太ももが痩せにくい原因は“内転筋のサボり”にあった
太ももの外側ばかり張ってしまい、内側が引き締まらないのは、内転筋が使われにくい生活が続いているから。デスクワークや立ちっぱなしなど、同じ姿勢が多いほど内転筋群は働きにくくなり、脚の軸が外へ流れ、太ももが太く見えやすくなります。
内転筋は“意識しないと動かない”筋肉の代表。逆に言えば、ピンポイントで刺激してあげることで、脚のラインが変わりはじめる筋肉でもあります。内側が使えるようになると、骨盤が安定し、脚全体がすっきり見える土台が整っていきます。
内転筋強化ワークアウト
(1)仰向けになって肩の真下にひじを床につき、脚を拳一個分を開いてひざを立てる。その後、骨盤をやや後傾させて、お腹を凹ませる

(2)一旦息を吸い、息を吐きながらひざを伸ばしたまま両脚を上げてつま先をピンと伸ばす

▲お腹は凹ませたままです
(3)一旦息を吸い、息を吐きながら左右の脚を交互に20回クロスさせる

▲お腹を凹ませたまま脚を付け根から動かすイメージで動かします。つま先を伸びした状態をキープすることが大切です
(4)脚を下ろして元の姿勢に戻る

▲この時もお腹を凹ませているようにしてください
期待する効果をきちんと得るためには、脚をクロスさせている最中に「お腹の位置を下げないこと」がポイント。実践中はきちんと“ひじで床を押しながらお腹の位置を支えること”を心がけてくださいね。<ピラティス監修:KEI(インストラクター歴3年)>
