寝ようとしてもなかなか寝つけない、夜中にふと目が覚めてしまう…。30代後半〜40代にかけて、そんな“眠りの質”の変化を感じる人は少なくありません。忙しさによるストレスにくわえ、女性ホルモンのゆらぎが始まる時期と重なることで、睡眠のリズムが乱れやすくなるためです。そこで今回は、いわゆるプレ更年期〜更年期にかけて起こる「ホルモン変化と睡眠」の深い関係を解説します。
女性ホルモンのゆらぎが“眠りのスイッチ”に影響する
年齢を重ねると、女性ホルモンの分泌が少しずつ変化し、体の中で眠りのリズムを整える働きに影響が出ることがあります。特に、寝つけない・途中で目が覚めるといった悩みは、プレ更年期の段階から現れることも。
さらに、ホルモンの変化によって体温調節がスムーズにいかず、寝る前に体がほてったり、夜中に急に暑く感じて目が覚めてしまう場合も。これらが“最近ぐっすり眠れない”理由につながっている可能性があります。
スマホ習慣が眠りを浅くする“追い打ち”になることも
忙しい日ほど、布団に入ってからスマホを触ってしまいがちですが、画面の光は脳に「まだ起きていて」とサインを送り、睡眠ホルモンの働きを妨げてしまいます。
さらに、SNSやニュースをチェックすることで気持ちが冴えてしまい、眠りに向かう準備が整わないまま時間だけが過ぎていくことも。ホルモン変化で眠りが浅くなりやすい時期には、このスマホ習慣がより強く影響し、睡眠の質をさらに下げてしまうことがあります。
