白髪が気になり始めたとき、まず頼りたくなるのが白髪染め。でも、きれいに染めたはずなのに「前より老けて見える…?」と感じてしまうことはありませんか?実は、選ぶヘアカラーの“色”だけでなく、“質感”のつくり方によって見え方が大きく変わります。そこで今回は、白髪染めで老け見えしやすい理由と、大人世代が選ぶべき「ヘアカラー&質感」の正解を解説します。
暗すぎる色は重さを生み、かえって老け見えにつながる
白髪をしっかり隠したい気持ちから、つい暗いトーンを選びたくなりますが、実はこれが老け見えの大きな原因。黒に近い色は顔の影を強め、輪郭がくっきりしすぎることで疲れて見えやすくなります。
さらに大人世代は髪のハリやボリュームが変化する時期。暗すぎる色は髪の動きを消し、全体が重たくフラットに見えてしまうことも。白髪を“しっかり隠す”より、“自然にぼかす色”を選ぶ方が、結果的に若々しい印象につながります。
赤みブラウンだけに頼らない。軽さの出る色味が今の正解
かつて人気だった赤みブラウンは、大人世代では老け見えの原因になることがあります。赤みが強いカラーは光を吸収しやすく、ツヤが出にくい傾向があるため、髪がくすんで見えてしまうのです。
そこで近年支持されているのが、ベージュ系やグレージュ系の“赤みに頼らない色”。光を柔らかく反射し、白髪となじみやすいため、全体に軽さが生まれます。特にやや明るめのトーンは、白髪が伸びたときの境目が目立ちにくく、手入れが楽になるメリットもあります。
