|露天風呂やドライサウナを備えた大浴場
建物の地下2階にある大浴場はそれぞれ露天風呂を備えた「鶏頂の湯」と「霧降の湯」の2か所があって、翌日男女が入替るのでどちらのお風呂も楽しめます。アルカリ性単純温泉の泉質は、サラリとした湯ざわりでよく温まりました。シャンプー・コンディショナー・ボディーソープは、泡立ちのいい「馬油」と「オーランジェ・ロゼ」のどちらかを洗い場ごとに設置。有料の貸切風呂も用意しています。

▲「鶏頂の湯」の内湯
鬼怒川温泉から8キロほど北にある鶏頂山を名前に冠した大浴場。猿田彦命が金色の鶏に導かれたと伝わることから霊山とされています。大きな岩が積み重なった岩風呂は、湯船がとても広々。仕切りのついた洗い場も多数ありました。

▲「鶏頂の湯」の半露天風呂も広々
半露天風呂はどちらも2024年7月に新設された真新しい造りです。「鶏頂の湯」には「竜王の湯」と「五十里の湯」の2つの湯船が設けられ、サウナの後に外気浴ができるデッキチェアーが置かれます。プライバシーを考えルーバーで目隠しをしていますが、渓谷の緑も見える工夫もしていました。

▲「霧降の湯」
こちらの内湯も大きな岩が組まれて迫力満点。湯舟も広々していて、のんびり湯浴みを楽しめます。

▲男女ともにドライサウナを備えます。写真は「霧降の湯」のサウナ
「鶏頂の湯」のサウナは4〜5人用のコンパクトサイズで、サウナベンチは1段式。「霧降の湯」は広く作られ、10人ほどが余裕で入れる2段式です。温度は90度前後でどちらもチリチリと熱く、水風呂は入りやすくよく冷える18度ほど。半露天風呂には寝そべって外気浴ができるデッキチェアも置かれているのでサウナ目的の人にもおすすめです。

▲「霧降の湯」の半露天風呂
明るい半露天風呂には「お宮の湯」と「いろはの湯」など3つの湯船のほかに、1人サイズの湯舟を3つ並べた「眠猫の湯」があって、体を沈めると豪快にお湯があふれるお風呂です。
|多彩な客室にはリニューアルした部屋も
客室は全172室で、和室や和洋室など1名から8名まで利用できる15タイプほどをそろえます。2024年に一部客室が改装され、渓谷側の部屋は鬼怒川の流れを思わせるブルーに、山側の客室は山並みを感じるグリーンを使い、鬼怒川の自然をイメージするデザインを採用しています。

▲スーペリア和ベッドツイン(4名定員)
今回アサインされた客室は、鬼怒川渓谷に面した「スーペリア和ベッドツイン」で、小上がりの畳スペースにシモンズのマットレスが敷かれます。小さな子供連れの家族旅行が利用しやすく、年配の人でも起き上がりやすい高さを確保しています。窓際には大きなソファーベッドが置かれ、4名まで利用できる客室です。

▲シャワーブースと洗面
バスタブはありませんが、大浴場があるので問題なし。洗面とトイレも独立して使いやすい水回りです。

▲ベランダからの眺望
ホテル最上階の9階からは、鬼怒川渓谷を見下ろせます。鬼怒川の観光スポットのひとつ「ふれあい橋」が眺められるほか、訪れた12月初旬は色づいた山々の木々を楽しむことができました。
2024年にリニューアルした【大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル】。新しくオープンしたラウンジや、リニューアルした客室と露天風呂をはじめ、ビールやチューハイなどのドリンクが無料の飲み放題は嬉しいかぎり。次の記事ではパワーアップした『大江戸三つ星バイキング』を紹介します。豪華バイキングと飲み放題を、たっぷり楽しめる温泉旅行を満喫してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル https://www.ooedoonsen.jp/kinugawa-kanko/>
