「体重はそれほど増えていないのに、顔や脚がパンパン」「朝起きてもスッキリしない」──。年末に多いこの違和感の正体は、脂肪ではなく“むくみ太り”であるケースが少なくありません。むくみは一晩でリセットできることも多い反面、夜の過ごし方次第で翌日まで持ち越してしまうのが厄介なところ。そこで今回は、むくみ太りを翌日に残さないために意識したい「夜の過ごし方」を解説します。
むくみを固定化させるのは「夜の冷え」と「動かなさ」
年末は外食や会食が増え、塩分やアルコールを摂る機会が自然と多くなります。ここで問題になるのが、帰宅後に体を冷やしたまま、ほとんど動かずに過ごしてしまうこと。
体が冷えた状態が続くと血流やリンパの流れが滞り、余分な水分が体内に留まりやすくなります。そのまま寝てしまうと、むくみは“その日の疲れ”として体に定着しやすくなるのです。
夜こそ「巡りを戻す時間」に切り替える
むくみを翌日に持ち越さない人が意識しているのは、寝る前に体を“オフ”ではなく“整える”時間をつくること。

湯船に浸かって体を芯から温めた後、軽く脚をさする、深呼吸をしながら肩や首をゆるめるなど、強い運動ではなく巡りを促す行動を取り入れています。これだけでも、体内に溜まった水分は流れやすくなります。
