12/30は、多くの人が仕事や大掃除を終え、「やっと座れる」と感じる日。ほっと力が抜けることで、自然と“動かない時間”が一気に増えやすくなります。ところが、このゆるむ瞬間こそが、太りやすさの引き金に。暖房の効いた部屋でじっとしていると体の巡りが低下し、深部体温まで下がりやすく、代謝も落ち込みがちになるのです。その結果、食べすぎていないつもりでもむくみやすく、体重が増えやすい状態に。そこで今回は、年末年始特有の“家の中太り”を防ぐために、12/30に意識しておきたい整え方を紹介します。
12/30から“家でじっとする時間”が一気に増える
年末の追い込みが終わると、張りつめていた緊張がほどけ、つい長時間座り込んでしまいがち。ソファに腰を下ろしたまま、気づけばほとんど同じ姿勢で数時間…という人も少なくありません。

ただ、この“動かなさ”は巡りの低下を招きます。血流やリンパの流れがゆっくりになることで、脚の重さや下半身のむくみへと直結。暖房で体が温まっているように感じても、筋肉を動かさない時間が続くと、内側の温度は想像以上に下がりやすく、代謝の落ち込みにもつながります。「食べた量はいつも通りなのに体が重い」と感じるのは、この温度と巡りのギャップが原因のことが多いのです。
家にいる日は“巡りの落ち込み”が起きやすい
家でくつろいでいる時間は、無意識のうちに姿勢が崩れ、筋肉を使わない状態が続きやすくなります。特にふくらはぎや太ももは、歩くことで働く“筋ポンプ”の影響が大きく、動かなければ水分が滞りやすくなる部分。夕方以降に脚の張りや顔のむくみが出やすいのは、この巡りの低下が重なっているサインです。
さらに、外に出ないことで太陽光を浴びる時間が少なくなり、体内時計のリズムがやや乱れやすくなります。これが睡眠の質に響き、翌日の代謝に影響するケースもあります。家の中での“静止時間”が長いほど、気づかないうちに太りやすい状態が積み重なってしまうのです。
