「炭水化物=太る」と思い込んで徹底的にカットした結果、確かに体重は減ったものの髪はパサパサ、肌はカサカサ…。そんな経験をしたことはありませんか?
実は、炭水化物を完全に抜くダイエットは一見効果的に見えて、美容や健康に深刻な悪影響を招くことも。そこで今回は、たとえ痩せられたとしても“おば見え”に直結する理由と、若々しさを守りながら無理なく続けられる「賢い炭水化物との付き合い方」を解説します。
炭水化物ゼロはNG!体を動かすための大事な燃料
炭水化物は、脳や体を動かすためのエネルギー源。完全にカットすると集中力が落ちたり、疲れやすくなったりと、日常生活に支障をきたします。
短期的に体重が減ることはあっても、その多くは水分や筋肉の減少によるもの。脂肪がしっかり落ちているわけではありません。さらに筋肉が減ると基礎代謝が下がり、結果的に“痩せにくい体質”に逆戻りするリスクも。健康的なダイエットをめざすなら「ゼロ」にするのはNGです。
美容トラブル直結!髪や肌に出る“おば見えサイン”
炭水化物を抜くと、不足しやすいのが代謝を助けるビタミンB群。これは髪や肌のツヤを守るために欠かせない栄養素です。不足すると髪が細くなったり、抜け毛が増えたり、肌がカサカサになるなどの美容トラブルとして表れます。
さらに血糖不足でホルモンバランスが乱れ、肌荒れや体調不良を引き起こすケースも少なくありません。「痩せたのに老けて見える」「不健康そうに見える」といった“おば見えサイン”は、炭水化物不足が引き金になっていることが多いのです。
