「ちゃんとメイクしているはずなのに、なぜか顔がぼんやり見える」「疲れていないのに、間延びした印象になる」──そんな違和感を感じることはありませんか?実はその原因、肌状態ではなく“顔の重心バランス”にあるケースも少なくありません。
大人世代は、フェイスラインのゆるみやパーツのコントラスト変化によって、視線が下に流れやすくなります。そのまま若い頃と同じメイクを続けていると、知らないうちに「重心が下がった顔」に見えてしまうことも。そこで今回は、若作りではなく“安定感のある印象”をつくるための重心バランスメイクを、理論と実践の両面から解説します。
重心が下がると、顔は「間延び・疲れ見え」しやすくなる
顔の印象は、目・眉・口・チークなどの配置バランスによって無意識に判断されています。重心が下がると顔全体が縦に長く、締まりのない印象になりがちです。

▲わずかな配置の違いでも顔の重心バランスは大きく変わる。視線の集まり方が印象の安定感を左右する
特に大人世代は、眉位置が下がる、チーク位置が低く広がる、アイラインが目尻に流れすぎるといった小さな変化が重なり、知らないうちに重心ダウンが進みやすくなります。「なんとなく老けた」「顔が間延びした気がする」と感じたときは、スキンケアやベースだけでなく、パーツ配置のバランスを一度見直してみることが大切です。
チーク・眉・アイラインで“視線の高さ”をコントロールする
重心バランスを整えるうえで意識したいのは、「視線をどこに集めるか」という設計。チークは頬の中央よりやや高め、黒目の外側付近を起点にコンパクトに入れると、顔の重心が自然に持ち上がります。横に広げすぎると間延び感が出やすいため、丸く“置く”意識がポイントです。
眉は山を強調しすぎず、なだらかなカーブで目元のフレームを整えることで、視線が安定します。眉尻が下がりすぎると重心が下に引っ張られるため、長さと角度のバランスにも注意しましょう。
アイラインは、目幅を横に広げすぎず、黒目の外側から目尻にかけて緩やかに締めることで、視線が上向きにまとまりやすくなります。強い跳ね上げよりも、目の丸みを生かしたラインの方が大人顔にはなじみます。
