食事に気をつけ、軽い運動も続けている。それなのに体重がほとんど動かず、「昔より痩せにくくなった」と感じていませんか。40代以降のダイエット停滞は、年齢による代謝低下だけが原因とは限りません。実は見落とされがちなのが、日常の“活動量そのもの”の低下。運動時間は確保できていても、日常生活の中での動きが極端に少なくなることで、消費エネルギーが思った以上に落ちているケースは少なくありません。
「運動しているのに痩せない」は珍しくない
週に数回のウォーキングやストレッチを習慣にしていても「減量できない」という声はよく聞かれます。その理由の一つが、運動時間以外の活動量の減少です。40代になると仕事や家事の効率化、在宅ワーク、移動の減少などにより、無意識のうちに歩く量や立っている時間が減りやすくなります。
消費エネルギーの多くは、実は運動ではなく「日常動作」によって生まれています。座りっぱなしの時間が長いほど、筋肉の活動は落ち、血流や代謝のリズムも鈍くなりがち。運動している“つもり”でも、1日の活動量が減少していることが、停滞の正体になっている場合があります。
活動量が減ると「燃えにくい体」になりやすい
日常の動きが少ない状態が続くと、筋肉の刺激が減り、エネルギーを使う力そのものが弱まりやすくなります。特に下半身や体幹は、歩行や姿勢維持で常に使われる部位。ここが動かなくなると、基礎的な消費量がじわじわと低下します。
また、長時間の座り姿勢は血流を滞らせやすく、むくみや冷えを招きやすいのも特徴。体内循環が落ちると、脂肪の燃焼効率も下がりやすくなり、「食べていないのに痩せない」という感覚につながっていくことになります。
