以前より自信が持てなくなった気がする。小さなことで落ち込みやすくなった。そんな心の変化を感じ始める人が増えるのが、40代を過ぎた頃です。実はこの状態、性格が変わったわけでも、気持ちが弱くなったわけでもありません。年齢とともに起こる脳や生活環境の変化が、「自己肯定感の揺らぎ」として表れているのでしょう。
疲れがたまると、思考はネガティブ寄りになる
忙しい日々が続くと、体だけでなく脳も慢性的な疲労状態になります。脳が疲れると、物事を前向きに判断する力が落ち、「自分はまだ足りない」「もっと頑張らないと」と、自分に厳しい評価を下しやすくなります。これは気持ちの問題というより、思考処理の余裕がなくなっているサイン。疲れているときほど、自信を感じにくくなるのは、ごく自然な反応なのです。
役割・責任が増えるほど、自分を後回しにしがち
40代を超えると、仕事での責任や家庭での役割が増え、自分のことは後回しになりやすくなります。その一方で、周囲と比べる機会は減らず、「もっとできている人がいる」「昔の自分の方が元気だった」と感じてしまうことも。こうした比較が積み重なると、無意識のうちに自己評価が下がり、理由のわからない不安や焦りにつながっていきます。環境の変化が心の疲れを加速させている場合も少なくありません。
