「食事の量は変わっていないのに、なぜか体重が落ちない」「間食しないようにしているのに、じわじわ太ってきた」。40代以降のダイエット停滞には、そんな“説明のつかない違和感”がつきものです。実はこの背景に関わっているのが、食欲をコントロールするホルモンのバランス。意志の問題ではなく、体の仕組みとして“食べたくなる状態”が続いている可能性があります。
食欲は意志ではなく「ホルモン」で決まっている
私たちの食欲は、主に2つのホルモンによって調整されています。満腹を知らせる「レプチン」と、空腹を感じさせる「グレリン」です。通常は、食事をするとレプチンが分泌され、「もう十分」と脳にブレーキをかけてくれます。一方、空腹時にはグレリンが増えて「そろそろ食べよう」とサインを出します。このバランスが取れているうちは、無理なく食事量を調整できるのです。

▲ちゃんと食べたはずなのに、なぜか満足できない…。食事の直後、つい“もう一口”を探してしまうことありませんか?
ところが、睡眠不足やストレス、食事の時間が乱れがちな生活が続くと、この調整機能がうまく働きにくくなり、「満腹なのに満足できない」「ちょっとした空腹感が強く出る」状態になりやすくなります。
40代からは“食べ方のクセ”がホルモンに影響しやすい
年齢とともに、ホルモンの反応は若い頃よりも繊細になります。早食い、ながら食べ、夜遅い食事、朝食を抜く習慣などは、レプチンの働きを鈍らせ、グレリンの分泌を過剰にしやすいと言われています。
その結果、実際の摂取量が大きく変わっていなくても、「もっと食べたい」「満足感が続かない」と感じやすくなり、無意識の間食や食後の甘いものが増えてしまうケースも少なくありません。「意思が弱いから」ではなく、体がそう感じやすい状態になっていること自体が、40代以降のダイエットが難しくなる理由のひとつなのです。
