昼間はそれなりに元気に過ごせていたのに、夜になると急に気持ちが落ち着かなくなる。理由もないのに不安が膨らんだり、過去のことや先のことを考えて眠れなくなったり…。そんな変化を感じ始めるのが、ちょうど40代前後です。実はこの「夜になると不安が強くなる状態」、性格や気持ちの問題ではなく、脳と自律神経の働き方が関係しているケースが少なくありません。
夜は“考えすぎスイッチ”が入りやすい時間帯
日中は仕事や家事、外部からの刺激によって意識が外に向いていますが、夜になると急に静かな時間が増え、脳の意識が内側へ向かいやすくなります。その結果、心配事や未解決の感情にフォーカスしやすくなり、不安が膨らみやすい状態に。さらに40代以降はホルモンバランスの変化により、感情をコントロールする脳の働きも揺らぎやすくなり、「夜になると気持ちが落ちる」という感覚が起きやすくなるのです。
自律神経の切り替えがうまくいかないと不安が増幅する
本来、夜は副交感神経が優位になり、心身がリラックスモードへ切り替わっていきます。しかし日中の緊張が抜けないまま夜を迎えると、交感神経が高ぶった状態が続き、体は休む準備ができていないまま。すると脳は疲れているのに落ち着けず、ネガティブな思考が止まらなくなるという悪循環に陥ります。不安が強くなる夜ほど、実は体が「休みたいのに休めない」状態に近づいているのです。
