人と会う予定が入るとそれだけで少し気が重くなる。楽しいはずの集まりのあとに、どっと疲れが出る…。そんな変化を感じ始めるのが、ちょうど40代前後の時期です。「前はもっと社交的だったのに」「付き合いが面倒になったのかな」と自分を責めてしまいがちですが、実はこの感覚、年齢とともに減っていく“社会的エネルギー”が関係している可能性があります。
人と関わることは、実は脳にとって高エネルギー作業
会話をする、相手の表情を読む、場の空気を察する。こうした人とのやり取りは、脳の複数の領域を同時に使うため、想像以上にエネルギーを消費します。若い頃は回復力が高く、多少無理をしても翌日にはリセットできましたが、大人世代になると疲労が蓄積しやすくなり、同じ刺激でも消耗感が強く残りやすくなるのです。「人と会うだけで疲れる」のは、対人ストレスが増えたというより、脳の回復スピードが変わってきたサインでしょう。
ホルモンと自律神経の変化で“気を張る力”が落ちやすくなる
40代以降は女性ホルモンの分泌がゆるやかに変化し、それに伴って自律神経のバランスも揺らぎやすくなります。その結果、緊張状態をキープする力や、場に合わせて気を張り続ける力が以前より続かなくなることも。すると、人と関わる時間そのものが負担に感じやすくなり、「楽しいけど疲れる」「行けば満足だけど、その前後がしんどい」という状態になりやすくなるのです。
