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「パニックを起こしたら危ない」愛猫家が猛反発で中止に…吊り橋の“猫参加イベント”、犬だったら本当に問題はないのか? 吊り橋ペット同伴、専門家の見解は?

「パニックを起こしたら危ない」愛猫家が猛反発で中止に…吊り橋の“猫参加イベント”、犬だったら本当に問題はないのか? 吊り橋ペット同伴、専門家の見解は?

静岡県三島市にある高さ70メートル、全長400メートルの歩行者専用吊橋「三島スカイウォーク」で2月2日から22日にかけて予定されていたイベント「ネコとおでかけ」が中止となった。

ハーネスまたは首輪を着用し、ペットカートを使用した状態で猫も期間限定で橋を通行できるというこのイベントに対して、愛猫家から「猫がパニックを起こしたらハーネスも首輪も効果がないから危ない」などと批判が殺到。これを受け、開催予定日前日の2月1日にXで中止を発表したのだ。

歩行者専用吊橋の「ネコとおでかけ」イベントが中止に

SNSなどでの批判を受けて「ネコとおでかけ」イベントを中止した「三島スカイウォーク」。Xには「迅速な対応に感謝します」「猫ちゃんはお家が一番安心できますからね」など、中止の判断を支持する声が多く寄せられた。

開業10周年を迎えた同施設では、通常時は犬のみ同伴可能としている。その条件として、ペットカートを使用すること、ケージやバッグ、抱っこでの通行は不可などのルールを設けている。

いっぽう、国内に複数ある歩行者専用吊橋のなかにはペットの同伴自体を禁止しているところもある。

2006年にオープンし、今年20周年を迎えるという大分県の「九重“夢”大吊橋」では、ペット同伴の渡橋を禁止し、橋のたもとにある観光案内所や券売所で一時無料預かりを行なっているという。管理センターの担当者は「ペット同伴禁止」の理由について次のように話した。

「どうしても橋の幅が狭いので、通行者同士がすれ違う時に相手の方とかなり接近する形になります。なかには動物が苦手な方もいらっしゃいますので、そういったことにご配慮いただくというのが(ペット同伴での渡橋禁止の)理由のひとつです。

また、橋はかなり高いところにありますので、まかり間違ってペットが落ちてしまったりすると絶対に助かりませんし、その後の救助もままならないことが想定されます。そうした理由から、開業当初からペット同伴での通行を禁止しております」

高さが173メートルあるという同施設の担当者は「普段とは環境が違うので、普段はおとなしいペットでも、ちょっと状況が変わって急に動き出したりする場合もあります」と話した。

「ルールを破って橋の上でカートを開けたり、犬を出したりしてしまうと非常に危険」

ちなみに、猫はともかく犬は高所にある吊り橋を通行することに問題はないのだろうか。

東京農工大学ワンウェルフェア高等研究所の入交眞巳特任准教授に話を聞いた。

「高所にある吊り橋を渡っている最中に犬があばれたり、強風で橋が揺れるなどして犬が怖がったりすると、犬が変な動きをしたり、他の方に対して迷惑をかけるような動きをする可能性があります。犬を抑えようと飼い主がバランスを崩したりして、人への危険も考えられます。

橋を渡るときは、抱っこやリードではなく、必ずカート(あるいはキャリー)に入れて、身体の一部も出さないでカートを閉めて一緒に渡るというルールは、人と犬の安全を第一に考えたルールだと思います」

このように三島スカイウォークの「カートを使用して渡橋する」というルールへの理解を示したいっぽうで、次のような懸念も示した。

「ホームページに掲載する写真において、まるで橋の上でカートの蓋を開けて犬に外を見せているような印象を与えてしまうと、運営者の言っているルールと違う印象を受けてしまうかもしれません。

実際に渡っている人がルールを破って、橋の上でカートを開けたり犬を出したりしてしまうと、犬と人双方にとって非常に危険だと考えられます」

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