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奇跡の実話。死ぬ運命だった6500人の子どもをたった1人で救った「ニセ医者」

奇跡の実話。死ぬ運命だった6500人の子どもをたった1人で救った「ニセ医者」

小児医療の価値観を変革したニセ医者

彼の奇抜な活動により、アメリカの小児医療界に「保育器」の存在が大きく知れ渡るようになりました。

そしてついに、クーニーが願っていたように、病院側は生まれてきた未熟児を放置せず、延命措置を取るようになったのです。

展示の様子
展示の様子 / Credit: New York Public Library

1940年代初め、クーニーは保育器の展示会活動を終了しています。

この偉大な功績にもかかわらず、当時の医師たちは彼を「単なるショーマンだ」とし、プロの医療従事者とみなすことはありませんでした。

その後、マーティンは表舞台から姿を消し、1950年代に80歳で亡くなっています。そのとき、彼の懐にはわずかの財産も残されていなかったそうです。

結局、マーティンは展示を行なった十数年の間に、6500人を越える未熟児たちを病院から預かり入れました。

死に際し、手元に遺産は残らなかったものの、彼は6500以上の尊い命をあとに残し、この世を去っていったのです。

参考文献

This Fake Doctor In The Early 20th Century Used Premature Babies For People’s Entertainment And Saved 6,500 Lives
https://digitalcollections.nypl.org/items/2fb45dc0-c545-012f-9a37-58d385a7bc34

ライター

大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。

編集者

ナゾロジー 編集部

配信元: ナゾロジー

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