やってしまった朝
目が覚めたのは朝の6時半でした。頭が割れるように痛み、前日の飲み会での記憶が断片的に蘇ってきました。スマートフォンを見ると、今日が両親との顔合わせの日だと気づき、血の気が引きました。
体調は最悪で、このまま行けば確実に悪い印象を与えてしまいます。焦った僕は、咄嗟に「ごめん、急な仕事が入って今日は行けそうにない」という嘘のLINEを送ってしまいました。送信ボタンを押した瞬間、後悔の念が押し寄せてきましたが、もう遅かったのです。
届いた一枚の画像
彼女から「え?」と驚きの返信が来たものの、すぐに「わかった」という短い返信が来ました。僕は少しほっとしていました。そして次の通知音と共に届いたのは、昨夜の居酒屋での写真でした。友人が投稿したSNSのスクリーンショットで、笑顔でグラスを傾ける僕が映っていました。
「これ、昨日だよね」というメッセージを見た瞬間、体が凍りつきました。すべてがバレた、そう理解するまでに時間はかかりませんでした。
返信しようと何度も文字を打っては消し、結局何も送ることができませんでした。自分の浅はかさと、彼女を傷つけてしまった事実に、ただ呆然とするばかりでした。
