「揚げ物は控えているし、ごはんも少なめ。基本はサラダ中心です」と話してくれたのは、都内で事務職として働くFさん(46歳)。体重が少し増えたことをきっかけに、“とにかくヘルシーに”を合言葉にサラダ中心の食生活へ切り替えました。ところが数ヶ月続けても、体型は思うように変わらず、むしろ疲れやすさが気になるように…。彼女が陥っていたのは、「ヘルシー=痩せる」という間違った思い込みでした。
野菜中心でも「痩せやすい体」になるとは限らない
サラダは低カロリーで栄養価も高い。確かに間違いではありません。ただ、野菜中心の食事が続き、タンパク質や脂質、炭水化物が不足すると、体はエネルギーを節約しようとします。

特に40代以降は筋肉量が自然に減少しやすい時期。タンパク質が足りない状態では、筋肉の維持や修復が追いつかず、代謝はじわじわと低下していきます。体重が大きく増えていなくても、「締まり」が失われやすくなるのです。
満足感が足りないと“後から欲しくなる”
Fさんが感じていたのは、夕方以降の強い空腹感。昼にサラダだけで済ませた日は、夜になると無性に甘いものや炭水化物が欲しくなり、結果的に食べてしまう日もあったそうです。
これはFさんの意志が弱かったわけではなく、エネルギー不足による体の自然な反応。満足感の少ない食事は、後から“取り戻そう”とする力が働きやすくなります。ヘルシーなはずなのに停滞する背景には、こうした反動も潜んでいるのです。
