「ごはんをやめれば痩せるはず」と信じてダイエットを始めたのは、営業職として働くFさん(45歳)。年々落ちにくくなる体重に焦りを感じ、まずは夕食の主食を抜くことからスタートしました。最初の1〜2週間は体重も減り、「やっぱり糖質が原因だった」と手応えを感じていたといいます。ところがその後、体は思うように変わらなくなりました。むしろ、疲れやすさや冷え、イライラが増え、夕方になると強い空腹感に襲われる日が続いたのです。
最初は落ちる。でも、それは“体内の水分”の変化だけかも
糖質を減らすと、体内の水分も一緒に抜けやすくなるため、体重は比較的早く動きます。けれどそれは、必ずしも脂肪が大きく減ったサインではありません。

40代以降は筋肉量や回復力が徐々に低下しやすい時期。極端に糖質を減らすと、エネルギー不足を補うために筋肉が分解されやすくなり、結果として基礎代謝が落ちやすくなります。体重は減っても、「痩せにくい体」に近づいてしまう可能性もあるのです。
糖質不足は“無意識の食欲増加”を招きやすい
Fさんが悩んだのは、夕方以降の強い空腹感。実は、糖質を極端に減らすと血糖値の安定が崩れやすくなり、脳がエネルギー不足を強く訴えることがあります。その結果、夜に甘いものが欲しくなったり、休日にドカ食いしてしまったりと、リズムが乱れやすく。これは体の自然な反応で、必要なエネルギーが不足しているサインとも言えます。
