「昼間はちゃんと我慢できているのに、夜になると止まらなくなるんです」と話してくれたのは、都内で事務職として働くJさん(47歳)。朝はヨーグルトだけ、昼はサラダ中心。間食も極力控える。周囲から見れば“真面目にダイエットしている人”でした。それなのに夜になると、無意識にお菓子へ手が伸びる。食べた後に後悔し、翌日はさらに食事を減らす。その繰り返しに、心も体も少しずつ疲れていったといいます。
夜の過食は「意志の弱さ」ではない
40代以降は、仕事や家庭で担う役割が増え、緊張している時間が長くなりがち。ストレスが続くと体内ではコルチゾールが分泌されやすくなり、甘いものや脂質を欲しやすい状態になることがあります。

日中は気を張って抑えられても、夜にその緊張がほどけた瞬間、食欲が強まる。Jさんのケースも、意志の問題というより“体の反動”だった可能性があります。
日中の「我慢」が、夜に跳ね返る
さらに見直したいのは、昼間の栄養バランスです。Jさんは主食を抜き、タンパク質も不足気味のまま仕事を続けていました。
エネルギーが足りない体は、当然それを補おうとします。夜の過食は“補給サイン”。我慢を強めれば強めるほど、夜の揺り戻しが大きくなる構図は、大人世代のダイエット停滞でよく見られる傾向です。
