「間食さえやめれば痩せるはず」と信じていた都内在住のKさん(50歳・パート勤務)。子育てが落ち着き、自分の体型と向き合おうと決意。まず取り組んだのは“間食ゼロ”でした。それまで習慣になっていた午後のクッキーやチョコレートを完全にカット。最初の2週間は順調で、体重もわずかに減少。「やっぱり間食が原因だった」と手応えを感じていたといいます。ところが始めて1か月ほど経った頃から体重減少は停滞。むしろ夕食後に強い空腹感が出るようになりました。
「ゼロ」にするほど、反動が強くなる
40代以降の体は、若い頃より血糖値の変動を受けやすくなります。間食を完全に断つと、昼食から夕食までの時間が長く空くことになり、結果的にエネルギー不足を引き起こすことも。夕食時に強い食欲が出たり、夜遅くに何かを食べたくなるのは意志の弱さではなく、体が不足分を取り戻そうとする自然な反応です。
Kさんも「夜にまとめて食べてしまう自分」に戸惑い、さらに食事量を減らすという悪循環に入っていきました。
「間食=悪」とは限らない
問題は“何を、どれだけ、どのタイミングで”食べるかということ。例えば、午後にタンパク質やナッツ、ヨーグルトなどを少量摂ることで、夕食時のドカ食いを防ぎやすくなります。血糖値の急上昇を抑え、体を安定させる効果も期待できます。

「間食をやめる」よりも「整える」。そのほうが体には負担が少なく、結果も出やすいのです。
