東日本大震災から15年。防災という言葉に触れる機会は増えましたが、「食」の備えについては、まだ“長期保存できるもの”という発想にとどまっている人も少なくありません。けれど大人世代にとって大切なのは、空腹をしのぐことだけでなく、体調を崩さないこと。非常時だからこそ、「体を守る」という視点が欠かせません。
炭水化物だけに偏らない工夫を
保存性を優先すると、アルファ米やパン、麺類など炭水化物中心になりがち。もちろんエネルギー源として重要ですが、それだけでは体力や回復力の維持は難しくなります。
常温保存が可能なサバ缶やツナ缶、豆のパウチ、ナッツ類など、タンパク質を補える食品を少し加えておくこと。量を増やすのではなく、“栄養の幅”を意識するだけで、備えの質は変わります。
腸内環境を意識した選び方も重要
環境の変化やストレス、水分不足は、便秘や胃腸の不調につながりやすいもの。非常時は特に、体のリズムが乱れやすくなります。
食物繊維を含む食品や、常温で保存できる発酵食品、乾物などを組み合わせておくと安心。水分補給と合わせて、腸を整える視点を持つことも、広い意味での体調管理につながります。
