まいった。正直、アシックスをナメていた。
最近の私はジョギングが日課なのだが、1足では間に合わなくなってきたのだ。汗もかくし、放っておけば臭いもヤバい。
なので定期的に洗っている。しかし、乾かしている間の「洗い替え」がどうしても必要になったのである。
そこでAmazonの大海原を「安ければ安いほどいい」という条件で回遊していたところ……衝撃的なバケモノと出会うことになる。
・星4.3、評価6000以上のベストセラー1位
それが、日本が世界に誇るブランド・アシックスの『JOLT 4(ジョルト 4)』だ。
価格は5000円前後とお手軽価格で、カラーバリエーションも豊富。
驚くべきはそのレビュー数で、なんと6000件を超えている。一体何なんだこれは。
レビューを細かくチェックしても、かなりの高評価が集まっている。(2026年3月4日時点)
だが、失礼ながらパッと見の印象は「そんなにかっこよくない」。
つま先部分のシルエットは絶妙にどんくさいし、かかとが斜めになっているデザインも「一体なんのためなんだ?」と首をかしげたくなる。
だが、この圧倒的な数字には何か「謎」があるはず……。気付いた時には、私は「ポチッ」と注文ボタンを押していた。
・履いて衝撃
届いたジョルトを履いて、いつものコースへ繰り出してみる。
すると……「なんだこれ、めちゃくちゃ良いぞ!!!」と叫びたくなった。いや、「おおっ、おおおーっ!」と叫びながら走っていた。想像以上。いいや、想像の遥か上をいっていた。
一体どんな魔法が働いているのか不明だが、とにかく変な疲れがない。もちろん走った後の心地よい疲労感はある。だが、「足への変なストレス」が一切ないのだ。
ソールは固すぎず、柔らかすぎず、ちょうどいい。
さらに、日本人の足を知り尽くしたアシックス。靴の幅も甲の高さも、ちょうどいい。私の足にジャストフィット。これ、優秀すぎるだろ……!
英語「JOLT」の意味は「ちょうどいい」なのでは? と思ってしまうほどに、とにかくジョルトには「ちょうどいい」がすべて詰まっている。
ちなみに正しい意味は「衝撃」らしい。衝撃を吸収するから足が痛くならないのかな? それとも存在そのものの「衝撃」なのか。いずれにしてもナイスなネーミングだ。
足りないのは、ほんの少しの、デザイン的な “カッコよさ” だけ。だが、1週間履き続けてみると、そのデザインすら愛すべきものとなり、それに至った理由すら見えてきた。
まず、あの謎だった「斜めのソール」。これが素晴らしい。実に素晴らしい。走る邪魔にならないのはもちろん、めちゃくちゃ脱ぎ履きしやすいのだ。「このために斜めだったのか!」と私は大いに感心。“カッコよさ” ではなかったのだ。
もはやこの価格でこの性能を提供してくれるなら、デザインなんて二の次でいい。むしろ、余計な装飾を削ぎ落として「機能と低価格」に全振りした結果なのだとしたら、もはや全肯定せざるを得ない。
