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「モーニング娘。のオーディションも受けました」愛内里菜が明かすデビューまでの葛藤と“コナン歌手”イメージへの本音

「モーニング娘。のオーディションも受けました」愛内里菜が明かすデビューまでの葛藤と“コナン歌手”イメージへの本音

2000年、当時19歳の女子大生だった愛内里菜は幼い頃から夢だった歌手としてデビューした。同年に『恋はスリル、ショック、サスペンス』をリリースし、国民的TVアニメ『名探偵コナン』のオープニング曲に抜擢。彼女は“コナン歌手”としてのイメージとどう向き合ってきたのか。

avexやモー娘。のオーディションにも応募……愛内里菜のデビュー秘話

幼少期から歌うことが好きだったという愛内は、親友に歌声を褒められたことがきっかけで、本格的に歌手を志すようになった。

「いまも私のライブの手伝いなどサポートしてくれている親友がいるんですが、その子が『里菜の歌声は聴いていてすごく安心する』って言ってくれて。なんか“歌が上手い”よりも“声に安心感がある”って言われたのが嬉しかったんです。

そこから、歌うことを趣味だけにとどめずに、もっと自分の歌声をたくさんの人に届けてみたいなって自然と思わされました」

当時はSPEEDや安室奈美恵、モーニング娘。など、10代から第一線で活躍するグループや歌手が多かった。そんななか10代も終わりに差し掛かろうとしていた愛内は、デビューに対して焦りを感じていたという。

「10代のうちにデビューしたくて、とにかくいろんな事務所にデモテープを送りまくっていましたね。avexや、安室奈美恵さんがいた事務所も受けましたし、モーニング娘。のオーディションも受けました。

ただ当時はグループでのデビューが多かったこともあり、私が希望していたソロでのデビューを叶えてくれる事務所がなかなか見つからなくて……。

私、グループ活動は絶対自分に向いてない自信があって、無理だって思っていたんですよ(笑)。10代の時に女子校で過ごしてきて、女子同士のいざこざはひと通り体験してきていたので、自分には同性との集団行動が合わないなっていう苦手意識がありました。

あとは、自分のやりたい音楽の形がハッキリとあったので、絶対ソロでデビューしたいというこだわりがありました」

そうしてやっと18歳で事務所に入り、ソロのアーティストとしてデビューする流れに。しかし、それまでまともに作詞や作曲活動をしたことがなかった愛内は、シンガーソングライターとしての基礎をゼロから学んでいったという。

「当時所属した事務所から、“ソロでデビューするなら作詞か作曲はできないとデビューさせられないから、どちらか選びなさい”と言われていました。どちらも経験がなかったのですが、作詞の方がまだできそうだなと思って作詞をすることに。

やり方なんてまったくわからなかったので、最初はとりあえず半年間くらい毎日日記をつけていました。日記帳のなかに書き溜めた言葉を少しずつ曲の中に詰め込んでいくみたいな作業をしていましたね。

ときには、事務所のスタッフの方たちなどに、作詞のレッスンの時間をもうけていただくこともありました。作詞ができなきゃデビューもできないという状況だったので日々必死でした」

「タイトルに納得がいかなかった」大ヒット曲誕生の裏に隠されていたある不満

そうしてようやく19歳でデビューをつかんだ愛内。2000年3月にシングル『Close To Your Heart』をリリース。それから同年10月には、『恋はスリル、ショック、サスペンス』がリリースとなった。

この曲を機に、愛内里菜の名は広く世間に知れ渡ったわけだが、愛内自身にはある不満があったという。

「私の楽曲はそれまでタイトルは英語にこだわっていたんです。自分のやりたい、魅せたいイメージだと英語のタイトルのほうがカッコいいと思っていたので。

でもプロデューサーの方からは、“英語のタイトルじゃメッセージが伝わらないよ!”って言われて、タイトルにもっとキャッチーさを加えることになって、カタカナを使ったという経緯があります。

当時の私は自分の歌手としてのイメージを考えましたし、こだわりも強かったので、“ちょっとダサいんじゃないかな”って心配になっていました。当時は友だちにも自信を持ってこの曲を紹介することができなくて……(笑)」

しかし結果的に、この楽曲は彼女初のオリコンチャートTOP10入りを果たし、大成功となったわけだが、愛内はこの時の心境についてこう語る。

「自分がカッコいいと思っているものと、世間が広く受け入れてくれるものって違うんだって、その時初めて強く実感したんです。

プロデュースしてもらう意味もよく理解しましたし、メジャーでやっていく上では、自分の価値観だけが必ずしも正解じゃないんだと痛感した記憶がありますね」

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