ダイエットを意識すると、まず「野菜を増やそう」と考える方は少なくないでしょう。実際、サラダ中心の食事に切り替えると、体が軽くなったように感じることもあります。それに揚げ物や主食を減らし、グリーンサラダを主役にする。その安心感は大きいものです。しかし、40代・50代の体にとっては、その“安心”が思わぬ落とし穴になることがあります。
野菜は大切。でも、それだけでは足りない
野菜はビタミンや食物繊維が豊富で、健康維持には欠かせません。ただし、サラダを主食代わりにすると、特にタンパク質の摂取量が不足しやすくなります。

タンパク質は筋肉だけでなく、肌や髪、ホルモンの材料にもなる重要な栄養素。40代以降は、加齢とともに筋肉量が自然に減少しやすい時期なので、タンパク質が不足すると体重は落ちても筋肉まで減ってしまい、基礎代謝が下がる可能性があります。結果として「食べていないのに痩せにくい」と感じる状態に近づいてしまうのです。
“ヘルシー”のイメージに潜むズレ
もう一つの盲点は、サラダの内容です。レタスやトマトなど野菜だけのシンプルな構成では満足感が続きにくく、後から間食が増えることもあります。また、クリーミーなドレッシングやトッピングを多く使えば、エネルギー量は想像以上に高くなることも。「サラダだから大丈夫」という思い込みが、全体のバランスを見る視点を弱めてしまうのです。
