夜の路地で見つけた、気になる古民家。
福島県・会津若松駅から歩いて10分ほど。観光ルートから少し外れた相生町で、古い建物に出会いました。
静まった夜。明かりは灯っているのに、看板はありません。
気になって中をのぞいてみると、そこには一人の女性が立っていました。
明かりの灯る、看板のない古民家
女性に案内され、古民家の中へ。他に人はおらず、静けさが漂っています。
飲食店でも雑貨屋でもなさそうな、居間のような空間。けれど、ここが何の場所なのかはよく分かりません。
不思議に思っていると、女性がこう教えてくれました。
「私たちは会津の暮らし研究室といって、ここで実証実験をしています」
実証実験……………?
実証実験って、何をするの?
築90年の旧中村漆器店を改装したこの古民家は、2023年に誕生した「AIOIΔ(あいおいデルタ)」という場所。
実証実験といっても、ここには実験器具も研究室もありません。
ゴールや思惑がない。この場をひらき、人が集まったり、何かが始まったり、その中でどんな変化が起きるのかを観察する。
つまり——「ここで何が起きるのかを試してみる場所」ということらしい。
