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JAXAの実験が証明した? 『シン・エヴァ』ミサトの戦艦が放った「種子の方舟」は現実になるか

JAXAの実験が証明した? 『シン・エヴァ』ミサトの戦艦が放った「種子の方舟」は現実になるか


2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ポスタービジュアル (C)カラー

【画像】「えっ」「マジだった」これが現実の宇宙で生き延びた「たんぽぽの方舟」です(4枚)

『シン・エヴァ』は「命を残す」物語でもあった

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズは、碇シンジをはじめとする14歳の少年少女たちが、汎用人型決戦兵器人造人間「エヴァンゲリオン」に乗り込み、謎の巨大生物「使徒」との戦いを繰り広げる物語です。2007年から2021年にかけて全4作が劇場公開されました。

 シリーズ第3作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年)で、ある理由からシンジらが所属する特務機関「NERF(ネルフ)」で内部分裂が発生。物語は、碇ゲンドウ率いるNERFと、葛城ミサト率いる「WILLE(ヴィレ)」の対立構造になりました。もはや「人間 VS 使徒」ではなく、人間と人間の戦い、そしてシンジと父・ゲンドウの対峙を描くのが、シリーズの完結編である『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年)です。

『新劇場版エヴァンゲリオン』シリーズのテーマのひとつは、「命を残す」ということでした。

 主人公のシンジは、シリーズ第2作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年)で、意図せず「ニア・サードインパクト」という地球規模での大災害を引き起こしてしまいます。シンジは大切な人と人類を守るために戦いましたが、あまりに悲惨な結果をもたらしました。

 しかし、そのニア・サードインパクトから奇跡的に生き残った地域が日本にありました。「第三村」です。小規模で決して豊かではない暮らしではありますが、シンジが戦った結果、命が残されたのです。


『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で、「種子補完ユニット」を放った戦艦「ヴンダー」を立体化した、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 Ultra Scale AAAヴンダー塗装組立済みプラキット」(画像:壽屋)

宇宙へ向かう「たんぽぽの綿毛型ユニット」

 この「命を残す」という営みは、「地球の生態系全体」というマクロ的な規模でも試みられています。それが、空中戦艦「ヴンダー」から射出された「種子保管ユニット」です。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』作中で、ヴンダーにはふたつの顔があることが明かされます。ひとつは「命を救う戦闘艦」。もうひとつが「命を残す方舟(はこぶね)」です。

 後者の「方舟」として機能するのが、ヴンダーに搭載された「種子保管ユニット」です。

 もともとこれは、『破』から『Q』の間に亡くなった加持リョウジが考案していた装置です。彼が育てていたスイカなど、さまざまな生命を保存しています。詳しい説明はありませんでしたが、植物の場合は種子、動物の場合は冷凍した肉体やDNAが入っているのでしょう。

 加持の遺志を受け継ぐヴンダー艦長・葛城ミサトは、最終決戦の前に種子保管ユニットを宇宙空間へ放ちました。

 種子保管ユニットを地球から放り出し、火星にでも到達すればよい。そうすれば地球上で「人類補完計画(アディショナル・インパクト)」が発動しても、地球の全生命体が滅亡することはない……という考えです。

 ここで着目してほしいのが、ヴンダーから離れたユニットの形状です。細長く、たんぽぽの綿毛のような形をしています。

 この、「生命が故郷の星を離れて生き延びる」というのは、SFだけの話ではありません。現実世界においても、「生命は惑星の間を行き来しているかもしれない」という研究結果があるのです。

 それが、国際宇宙ステーションで行われた「たんぽぽ計画」と呼ばれるJAXAの生命実験です。


現実の「たんぽぽ計画」が実施された、国際宇宙ステーション(画像:東京薬科大学のプレスリリースより)

配信元: マグミクス

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