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コンビニでプリントできる「お誕生日新聞」で1973年当時の新聞を読んだら、今と似通っていて暗い気持ちになった…

コンビニでプリントできる「お誕生日新聞」で1973年当時の新聞を読んだら、今と似通っていて暗い気持ちになった…

・気になる内容がアチコチに

次に気になったのが、日本テレビ17時の「タイガーマスク(再放送)」。東映動画(現:東映アニメーション)が手掛けた不朽の名作で、私も幼少期に再放送を見ていた。続く18時に「サンダーマスク(再放送)」というのがあった。

この作品を私は知らないのだが、特撮ヒーローモノで放送から半世紀を経た現在も再放送やソフト化されていないのだとか。それゆえに知らないのかもしれない。

さらに同日の13時から「フォー・リーブス料理」という番組を放送していたらしい。フォー・リーブスとは当時のジャニーズ事務所に所属した4人組の男性アイドルグループだ。まさか料理番組をしていたのか? 調べてもこの番組に関する情報は全然出て来ない。どんな番組だったんだろうか……。

テレビ欄下の番組紹介のところには、俳優としても活躍した納谷悟朗さんの貴重な写真が掲載されている。納谷さんといえば、ルパン三世の銭形警部役でその名が良く知られているのだが、俳優としても数多くの作品に出演していた。

新聞に掲載されている広告も興味深い。たとえば、書類に穴をあける電動のパンチャーのものであったり、トランジスタのメガホンのものであったり、当時の事務用品や生活家電の状況をうかがい知ることができる。

・50年前のオイルショックが今…

何より50年前の新聞で、もっとも私が気になったのは、当時の世界情勢についてだ。

両紙ともに1面で「石油危機」について伝えている。1973年のオイルショックでトイレットペーパーがなくなったとは、よく聞かされたものだ。それを当時の新聞を目にすると、未曽有の危機であったことがよくわかる。

この当時、日本は「第1次オイルショック」の渦中にあり、第4次中東戦争を機に、アラブ石油輸出国機構(OAPEC)が石油の供給削減と価格引き上げを断行した。OAPECの石油を武器とした戦略は、資源を他国に頼る日本を直撃。街からは灯が消え、トイレットペーパーを求め人々が殺到し、まさに「狂乱物価」が幕を開ける。日本は戦後最大の経済的試練に立たされていたのである。

両紙は緊迫した当時の情勢を克明につづっている。中でも印象的なのは、「日曜マイカー自粛」だ。これは石油危機の影響下にあって、マイカーでの遠出を控えるように呼びかけるものだ。

今の中東の情勢を考えると、当時の紙面の内容は決して過去のこととは思えない。半世紀もの月日が流れたというのに、まるでこの当時に時代が逆戻りしているような気がするのは、私だけだろうか? 当時のことから学べることは少なくないはずだ。

いずれにしても、お誕生日新聞は誰でも簡単に購入できるので、自分の生年の新聞を見ると面白いだろう。家族や友人にプレゼントしても喜ばれそうだ。

参考リンク:お誕生日新聞株式会社アシストシステム研究所
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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