「運動は苦手。でも毎日の移動を工夫するなら続けられるかも」という発想からMさん(30代・営業職)が始めたのが“エスカレーター禁止ルール”。半年間エスカレーターを極力使わず、階段だけで移動する生活を続けた結果、体重−9kg&ウエスト−10cmを達成しました。そこで今回は、そのダイエット効果について紹介します。
階段は歩くより“2倍痩せる”!?カロリー消費の秘密
Mさんが取り入れたのは、とにかく移動時にエスカレーターを使わず階段を選ぶというシンプルなルール。オフィスのある5階までの昇降はもちろん、駅でも迷わず階段を利用しました。「最初の2週間は息切れしてつらかったけれど、次第に体が慣れて、むしろ達成感が出てきました」と振り返ります。

階段昇降は平地を歩くより約2倍のエネルギーを消費します。体重60kgの人が1日10階分の昇降をすれば、およそ80kcalを消費できる計算。これを半年間積み重ねれば、脂肪約3kg分に相当します。地味でも積み重ねると大きな成果につながるのが“階段生活”の強みです。
太もも&お尻を鍛えてヒップアップ!代謝もアップ
階段を上る動作は太ももやお尻といった下半身の大筋群を総動員します。Mさんは「ヒップラインが引き締まって、パンツのシルエットがきれいになった」と見た目の変化にも喜びを実感。
下半身の筋肉は体の中でも大きな割合を占めているため、鍛えると基礎代謝の向上に直結。基礎代謝が上がれば安静時の消費カロリーも増え、リバウンドしにくい体質へと変化します。このように階段昇降は有酸素運動と筋トレ効果を同時に得られる効率的な運動なのです。
