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その肩こりや頭痛、原因は”噛み合わせ”かもしれない。 新生活で口元を見直すべき本当の理由

その肩こりや頭痛、原因は”噛み合わせ”かもしれない。 新生活で口元を見直すべき本当の理由

新しい職場、新しい環境。4月の節目に、「そろそろ歯並びをきれいにしたい」「口元の印象を整えたい」と考える人は少なくない。だが、歯科治療を考えるうえで見落とされがちなのが、「見た目」と「噛み合わせ」は切り離せないという視点だ。口元の美しさを求めて治療を始めても、噛み合わせのバランスが崩れていれば、違和感や不調につながることもある。

そこで今回、補綴歯科専門医・歯学博士として、機能と審美の両面から診療を行う医療法人社団アーユスくろさき歯科院長・黒崎俊一先生に、噛み合わせが体や見た目に与える影響、そして治療で大切にすべき考え方を聞いた。

噛み合わせが「体全体」に影響するメカニズム

補綴歯科(ほてつしか)とは、失った歯や壊れた歯を補い、噛む・話す・見た目を回復させる専門分野だ。黒崎先生はその専門家として、日々「噛み合わせと体の関係」を診ている。

「たとえば片側の歯がなくなったまま放置されていると、無意識にしっかり噛める側ばかりを使うようになります。すると左右のあごの筋肉のバランスが崩れ、それが頭・首・肩につながる筋肉にも影響していくことがあります」

さらに、歯のしみや痛みをかばって片側だけで噛む習慣が続いても、同じことが起きる。最初は小さなアンバランスでも、放置するうちにお口全体のバランスが少しずつ崩れていく。

「もちろん、肩こりや頭痛のすべてが噛み合わせだけで決まるわけではありません。ただ、噛み合わせは体の使い方を支える大切な土台の一つであることは確かです」

入れ歯・ブリッジ・インプラント——何を選ぶべきか

歯を失ったとき、多くの人が「どれにしようか」と迷う。黒崎先生が補綴の専門家として大切にしているのは、「何を入れるかより、その人のお口全体のバランスをどう回復するか」だという。

それぞれの特徴をシンプルに整理すると——

入れ歯は広い範囲の欠損にも対応しやすく、将来の変化にも修理・調整で対応しやすい。きちんと設計されていれば、噛み合わせをしっかり回復できる選択肢だ。

ブリッジは固定式で違和感が少ない反面、支えとなる両隣の歯に負担がかかる。欠損範囲が小さく、支えの歯がしっかりしている場合に向く。

インプラントは周囲の歯を削らずしっかり噛めるのが大きな利点。ただし外科処置が必要で、骨の状態や全身の健康状態によって適応に限りがある。「入れたら一生安心」ではなく、その後の管理が非常に重要だ。

「治療法の名前で選ぶのではなく、長く安定して使え、機能と見た目の両方が自然に調和する方法を選ぶことが結果として一番大切です」

配信元: TREND NEWS CASTER

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