完全勝利だけどなんだかモヤるラスト
放送途中に元号が変わったことから、平成期に放送された作品に数えられることもあるのが、『仮面ライダーBLACK RX』です。本作は前作『仮面ライダーBLACK』の続編として、主人公「南光太郎(演:倉田てつお)」が新たな敵「クライシス帝国」と戦う姿が描かれました。
最終話では、地球侵略を目論む支配者「クライシス皇帝」との決戦が展開されます。ヒーローとしてその野望を阻止することは当然の流れに見えますが、皇帝は侵略の理由として、地球の環境汚染によって自分たちの世界が崩壊寸前にあり、50億ものクライシス人を移住させる必要があると語りました。
それでも南は戦う道を選び、激闘の末にクライシス皇帝を打ち破りますが、怪魔界は崩壊し、多くのクライシス人が消滅しました。地球を守るという正義の裏で膨大な命が失われた結末に、モヤモヤを覚えた人もいたようです。
ちなみに前作の『仮面ライダーBLACK』では、怪人「シャドームーン」となった南の義兄弟「秋月信彦(演:堀内孝人)」との決戦の末に信彦は命を落とし、重い余韻を残したまま幕を閉じたことも、忘れられない結末といえるでしょう。
