誤送信から始まった小さな波紋
日曜日の昼下がり、ソファでのんびりしていると、学生時代からの友人からメッセージが届きました。
「ねえ聞いた?あの二人、別れたらしいよ」
共通の知り合いカップルの話かと思い、「誰のこと?」と返信しました。しばらく既読がつかず、数分後にようやく返事が来たと思ったら「ごめん!!送る相手間違えた」の一言。
それっきり既読無視が続き、肝心の"あの二人"が誰なのかも教えてもらえないまま。慌てた様子がかえって気になって、胸の奥にじわじわと不安が広がっていきました。
「あの二人」が私たちだと知った瞬間
気になった私はそのまま彼に電話をかけました。事情を話すと、彼はしばらく沈黙したあと、こう言いました。
「実は俺も、さっき別のやつから連絡来てて…」
"あの二人"とは、私たちのことだったのです。まったく身に覚えのない別れ話が、気づかないうちに友人たちの間を飛び交っていた。その事実に、頭がうまく追いつきませんでした。
