・練習結果
こうしてついに1週間の特訓を終えた筆者は、我ながら驚くべきことに、なかなかに目覚ましい成長を遂げた。
例えば「ロケットニュース」程度の文字列なら5、6秒で入力できるようになったし、それ以上の文字数を打つ余裕さえ生まれた。
かつて迷いに迷っていた指は、今や進むべき方角を自然に悟り、かなり淀みなく動くようになった。脳内に文字マップを構築し、実践を繰り返したおかげだろう。1週間でこれほど上達できたのであれば、上出来と言ってよいのではなかろうか。
改めて今回の試みを振り返ると、「最近のAIは優秀だな」という感想が真っ先に浮かぶ。その力を侮っていたわけではないが、こうも鮮やかに導かれてしまった以上は、「もっとAIに頼ることを覚えた方がいいな」と自戒せずにいられない。
そして、「フリック入力は偉大だな」とも強く思う。ひとたび慣れると、その快適さから抜け出せなくなる。何周遅れかわからない気付きをしみじみと噛み締めている。おそらく今、筆者が日本で最もフリック入力に感動している人間である。
せっかくAIとともに培ったこの経験を無駄にはしまい。これからも怠けることなく、フリック入力に精進していく所存である。いかなる辛苦も乗り越え、鬼神の境地にたどりつくのである。……いやはや、誰かさんのワードセンスがうつってしまったようだ。
