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【対談連載】国際基督教大学理事長 一橋大学名誉教授 竹内弘高

【対談連載】国際基督教大学理事長 一橋大学名誉教授 竹内弘高

●こぼれ話


 竹内弘高さんとの対談が決まった。マイケル E.ポーター著、竹内弘高監訳「競争戦略論I」を本棚から取り出して、思わず監訳者のあとがきを読み直した。ハーバード・ビジネス・スクール教授として米国で教鞭を執りながらも、競争活力のある日本企業が増えることに思いを馳せ、エールを送っている。独自性のある優れた戦略を実行する日本企業を応援したい、そんな熱い思いがあとがきに込められていたことを改めて知った。
 竹内先生からのメール返信は英語。日本と米国を行ったり来たりの生活で、今回の対談も日本に滞在する機会を捉えて実現したものだった。
 待ち合わせの「如水会館」は、かつて一橋大学が所在していた東京・神田一ツ橋にある。弊社から歩いて15分ほどの距離を、「サイン欲しいな」というファン心理を抑えながら急ぐ。
 写真からも分かるように、竹内先生は笑顔がとても多くて素敵。肩書に圧倒されそうになるが、この笑顔はいろいろなものを飛び越えさせてくれる包容力がある。経営学の大家に、なんと生意気でおこがましいことを書いていることか。これさえも許してもらえそうなのが不思議。
 対談を進めるうちに、その秘密も少しずつ明らかになる。さぞかし勤勉で優秀な学生時代をお過ごしになったのだろうと想像していたが、全てその時々の人との出会いで救われたと竹内先生はおっしゃられた。計画的偶然性理論というべきか、偶然の出会いや出来事への柔軟な対応が、竹内先生の人生を面白く、そして豊かにしてこられたように思う。
 ただ、竹内先生の積極的な行動と突破力のようなものが、出会いを引き寄せたり、自ら近付くことができたりしたことは間違いないと思っている。その際に、この笑顔はきっと大きな武器になったに違いない。
 「もう十分に、人を残し、世のために多くのことを伝えてきてくれたのではないですか」。長きにわたり学生を育て、多くの企業を経営学の側面から支援してきた実績に敬意を表し、こうお伝えすると「世のため人のため何ができるか」と、これからの未来にまだご自身の役割を問うておられた。竹内先生の目の輝きは本気だ。私もまた、BCNの独自性のある優れた戦略についての自慢話を持って、ぜひ会いに行きたい。
(奥田芳恵)
心に響く人生の匠たち
 「千人回峰」というタイトルは、比叡山の峰々を千日かけて駆け巡り、悟りを開く天台宗の荒行「千日回峰」から拝借したものです。千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、この連載を続けています。
 「人ありて我あり」は、私の座右の銘です。人は夢と希望がある限り、前に進むことができると考えています。中学生の頃から私を捕らえて放さないテーマ「人とはなんぞや」を掲げながら「千人回峰」に臨み、千通りの「人とはなんぞや」がみえたとき、「人ありて我あり」の「人」が私のなかでさらに昇華されるのではないか、と考えています。
奥田喜久男(週刊BCN 創刊編集長)
<1000分の第390回(下)>
※編注:文中に登場する企業名は敬称を省略しました。
配信元: BCN+R

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