広がっていく違和感
仲が良かった同僚が、ランチに誘ってくれなくなりました。廊下ですれ違っても視線がすっと逸れていきました。話しかければ笑顔で返してくれるのに、どこか薄い壁があるような気がしていました。気のせいかと自分に言い聞かせましたが、そういう日が積み重なるうちに、気のせいではないと確信するようになっていきました。
何かまずいことをしてしまったのでしょうか。自分の言動を丁寧に振り返っても、思い当たるふしがありませんでした。職場でひとり、モヤモヤした気持ちを抱えながら過ごす時間が増えていきました。
親友に打ち明けた夜
ずっと連絡を取り合っていた親友に、その悩みを話しました。学生時代からの付き合いで、仕事の愚痴も恋愛の相談も、なんでも話せる相手です。電話越しに「それはつらいね」と言ってくれて、「原因、一緒に考えようか」とも声をかけてもらいました。話しながら少しだけ気持ちが楽になりました。
まさかそのとき、悩みの答えがすでに目の前にいるとは、思いもしませんでした。
