スマホ時代に共感力を維持するには?
この研究が示すのは、ファビングが単なるマナー違反ではなく、私たちの共感力や社会的なつながりにまで悪影響を及ぼす可能性があるということです。
私たちはスマートフォンを通じて、いつでもどこでも情報を得ることができる便利な社会を享受しています。
しかし、その一方で、リアルな対話の質が低下し、人と人とのつながりが希薄になっているかもしれません。

では、ファビングの影響を抑えるために、どのような工夫ができるのでしょうか。
まず、食事や会話中はスマホを触らないようにすることが重要です。
スマホを手元に置いているだけでも、注意が分散することが研究で示されています。
また、SNSやメッセージの通知をオフにすることで、ついスマホをチェックしてしまう衝動を抑えることができます。
さらに、相手の目を見て話し、積極的に相槌を打つことで、共感力を高め、より深い対話が可能になります。
この研究結果は、ファビングが他者との関係性だけでなく、自分自身の共感力や社会性にも悪影響を与えることを示しました。
スマホの使い方を見直し、大切な人との時間をより充実させることで、より豊かなコミュニケーションが生まれるのではないでしょうか。
あなたも今日から、ファビングを意識的に減らしてみませんか。
参考文献
Ignoring others for your phone? Research links phubbing to lower empathy
https://www.psypost.org/ignoring-others-for-your-phone-research-links-phubbing-to-lower-empathy/
元論文
Phubbing Makes the Heart Grow Callous: Effects of Phubbing on Pro-social Behavioral Intentions, Empathy and Self-Control
https://doi.org/10.1177/00332941241284917
ライター
大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。
編集者
ナゾロジー 編集部

