吉本興業のプロモーション部が企画・主催したライブ『みなさまへ、僕たちは学ランを着てネタと報告をします。二○二六修了』が、3月27日(金)に大阪・YES THEATERにて開催されました。プロモーション部とは、宣伝やイベント、広報、SNSによる情報発信を通して、各種メディアと吉本をつなぐ部署です。
今回で3回目を迎え、回を増すごとに進化している“報告シリーズ”ライブ。ジョックロック(福本ユウショウ、ゆうじろー)、例えば炎(タキノルイ、田上)ら人気芸人がいつもとは違う姿を見せたライブの模様を、芸人ライターとしても活動する茜250cc・善家カズマサが熱くお届けいたします!

オープニングから“自己紹介大喜利”
オープニングが始まると、タイトル通り出演者全員が学ラン姿で登場。卒業&入学のこの時期、芸人たちの”レアな学ラン姿”に会場は登場から大盛り上がりです。MCは先日のR-1グランプリで大健闘した真輝志が務めます。この日、出演したのはジョックロック、例えば炎、ぐろう(家村涼太、高松巧)、空前メテオ(茶屋、大門正尚)という面々。
真輝志が客席に「このライブに1回でも来たことがある人~?」と問いかけるとなんと8割以上の方の手が挙がりました。昨年3月に初開催されましたが、早くもリピーター率高めの”名物ライブ”として定着していますね!
前回までは、さまざまなメディアの記者を招いて”ガチ記者会見風”のライブでしたが、今回は各コンビが学ラン姿でネタを披露したあと、学校行事風のコーナーで“報告”をしていくライブへと変貌を遂げました。
ジョックロック・福本が、学ランを着た自分の姿について「80年代に学生運動してそう」と語ると、例えば炎・タキノは自らを「喧嘩高校出身です」と名乗り、オープニングから“自己紹介大喜利”が止まりません。
ぐろう・家村は中学生のキャラを憑依させ会場を沸かせます。MCの真輝志に「その感じでこのあと漫才いけるか!?」とツッコまれますが、家村は「このままやります!」と中学生のような純粋な目で宣言し、会場の心をつかみました。

”いちばん学ランが似合っている”と評判だったジョックロック・ゆうじろーが、なぜか同期の空前メテオ・茶屋に名前を忘れられるハプニングが……? その流れで、ゆうじろーが、茶屋と家村にSNSのフォローを外されていたことが“ご報告”される一幕もありました。
悲しい報告にもかかわらず、会場から笑いが湧き起こるところは、ゆうじろーの人柄の良さですねぇ。オープニングから大盛り上がり! このあと、いったいどうなるのでしょうか?
「めっちゃ漫才下手って思われるやん」!?
ネタのトップバッターは例えば炎です。タキノが”生徒と先生”の題材でコントインしようとしますが、田上の「この服で?」という一言でどっと会場に笑いが起こりました。
ネタ中、タキノは学ランのボタンをすべて閉めろと田上に注意されますが、2サイズほど小さい学ランのため上まで閉めることができません。それでも必死になんとかボタンを閉めようとするタキノの姿に会場は大爆笑。このタキノのなんとも言えないボディバランス、ずるいわあ(笑)。
なんとか下3つだけボタンを閉めることができましたが、いまにもはち切れそうな学ラン姿に。それ以降、ずっとお腹を押さえているタキノに田上が「お腹痛いんか?」と聞きます……。学ラン姿も生かした漫才で最高のトップバッターでした!
ぐろうは、オープニングでの宣言通り”中学生キャラ”で漫才を披露。家村が”思春期の標準語で喋る中学生”を演じ、高松もこれに合わせていつもとは違う標準語で掛け合いますが、普段と違いすぎる漫才になってしまいます。

途中、「(標準語のせいで)めっちゃ漫才下手って思われるやん」と本音を漏らす場面も。これに対して家村は「いいんだよ。配信がないから」と開き直り、会場に大きな笑いを起こしました。終始やりづらそうな高松でしたが、しっかりしているように見える芸人のこのような姿はレアで、普段のライブよりも強くライブ感を感じられますね!
真輝志は演者のなかで唯一コントを披露。学ランを着てコントをする場合、漫才と違い、学ランを着る”必然性”が求められます。わたしは真輝志とは付き合いが長く、たくさんネタを見てきたので「あのネタかなあ? あのネタも学ランで出来るよなあ。あのネタもありか?」なんて考えながら明転するのを待っていました(笑)。

そして真輝志は、会場を巻き込むようなコントでR-1ファイナリストの実力を見せつけ、会場からは大きな拍手が起こりました。
ネタコーナーは全組大盛り上がりで、いま勢いのある芸人の至高のネタと、”学ランを着て”という縛りの組み合わせの化学反応が楽しめました。