●『大江戸捜査網』の台本とお手製のぬいぐるみ
渡辺先生のお父さまは、大学や資格取得のための講習会で無線通信の技術を教える傍ら、時代劇の『大江戸捜査網』や『銭形平次』の脚本を手掛けていた。ジャンルの異なる、すごい二足のわらじだ。お母さまはとても手先が器用で、このようなぬいぐるみをよくつくってくれたという。渡辺先生にとって、両方ともかけがえのない思い出につながっている。
心に響く人生の匠たち
「千人回峰」というタイトルは、比叡山の峰々を千日かけて駆け巡り、悟りを開く天台宗の荒行「千日回峰」から拝借したものです。千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、この連載を続けています。
「人ありて我あり」は、私の座右の銘です。人は夢と希望がある限り、前に進むことができると考えています。中学生の頃から私を捕らえて放さないテーマ「人とはなんぞや」を掲げながら「千人回峰」に臨み、千通りの「人とはなんぞや」がみえたとき、「人ありて我あり」の「人」が私のなかでさらに昇華されるのではないか、と考えています。
奥田喜久男(週刊BCN 創刊編集長)
<1000分の第391回(上)>
※編注:文中に登場する企業名は敬称を省略しました。

