大相撲春場所で14場所ぶり、3度目の優勝を果たした霧島(29)の大関返り咲きが決まった。3月25日、昇進の朗報を伝える日本相撲協会からの使者を迎えた霧島は「さらなる高みを目指して、一生懸命努力します」と答え、もう一つ上の横綱を目指すことを誓った。
師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)も「これで終わりじゃない。だから誰でも分かるように、分かりやすくしようと思った。それが一番だから」と口上に込めた思いを補足した。
前回はわずか6場所の短命大関に
しかし、綱取への道のりは決して平坦ではない。霧島が大関に昇進するのは2023年夏場所後に次いで2度目。このときはわずか6場所しか持たなかった。昇進3場所目に優勝し、綱取りにチャレンジする場面もあったが、首を痛めて思うような相撲が取れなくなり、予想外の短命に終わってしまったのだ。
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モンゴル出身大関は全員横綱になった
これまでモンゴル出身の大関は7人いるが、霧島以外の6人は全員、横綱に昇進している。それだけに霧島の横綱に対する執着心は強く、「今度こそ横綱を」と気合十分だが、その前に解決しなくてはならない難題が横たわっている。
「その1つが取り口です。春場所終盤にあっけなく2連敗し、周囲をシラケさせたように、なんでも器用にできる半面、こうなったら絶対、という型がなく、取りこぼしが多い」(大相撲担当記者)
