桜前線が北上し東北地方や北海道で花見シーズンを迎えているが、今年の特徴は物価高の影響による節約志向の高まりで、近場で自分のペースで楽しむ“ソロ(1人)花見”が浸透したようだ。
「花見といえば、会社や親しいグループが早い時間から場所取りをして、酒を飲んでドンチャン騒ぎするものだと思われていましたが、社会のコンプライアンス意識の高まりと物価高が重なり、個人で楽しむ花見客が急増しました。しかも、酒はノンアルコールです」(ライフスタイルエディター)
落語『長屋の花見』が現代に蘇る
古典落語『長屋の花見』は有名だ。貧乏長屋の店子と大家が、酒の代わりにお茶、卵焼きは沢庵、かまぼこは大根に見立て花見するというドタバタ劇だ。
「これまで中小の企業は花見シーズンになると、会社のイベント事として花見会場で盛大な宴会を繰り広げていた。花見の場所取りも仕事の一環になるほど寛容でしたが、時代の流れで強制的な花見を控えるようになり減少しました」(消費生活ライター)
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データが示すソロ・ノンアル化
『くふう生活者総合研究所』が2025年に行った調査によると、花見に『行く・行きたい』と回答した人は63.9%。中でも「ソロ花見」、「歩きながら楽しむ」、「ノンアル花見」という回答が目立った。
「花見を誰と楽しみたいかでは『家族など少人数で気楽に』が52.7%で最も高く、『会社やグループなど大人数で』は各年代とも2割に満たなかった」(同)
