
【トライアル担当者が語る】UNIQLOの半額水準でヒートテック超えも!? 首都圏上陸で話題「リアルト」の驚異的コスパと“謙虚な戦略”の画像一覧
安くて品質も良い、物価高の時代の味方の衣料メーカーといえばUNIQLOやワークマン、GUが代表格。しかし、九州での圧倒的な実績をひっさげ、2025年に首都圏へ上陸したトライアルのアパレルブランド「リアルト」が、今その牙城に迫っています。
累計540万枚を突破した669円の発熱インナーなど、UNIQLOの半額水準という衝撃価格でありながら、そのクオリティは本物。今後トップブランドと並ぶ存在になる……と思いきや、担当者は「うちは不器用なので」と謙虚な姿勢を崩しません。なぜこれほど安くて良いものが作れるのか? まずは激売れ中の実力派アイテムから、その裏に隠された驚きの戦略まで一挙に迫ります。
UNIQLOの半額水準!? 首都圏上陸「リアルト」の激売れ実力派アイテム
「リアルト」は九州エリアで展開しているディスカウントストア「トライアル」のアパレル専門店ブランド。トライアルの衣料品売り場で販売していた商品を専門店業態「リアルト」として、2025年11月から東京都世田谷区の西友三軒茶屋店にて初出店しました。
【669円】ヒートテック超えの温かさを実感!?「オンフィール」

リアルト
オンフィール
¥669
たとえば、吸湿・発熱インナーの「オンフィール」は本体価格669円という価格ながら、高品質さに定評があり、発売から10年以上でシリーズ累計540万枚を突破。筆者もこの冬着用していましたが、ヒートテック超えの温かさを実感しています。クオリティが高いのにUNIQLOの半額近い本体価格669円なら来年からはオンフィールにしよう、と思ったものです。
【998円】暖房不要レベルの極暖「シルキーフリース」

リアルト
シルキーフリース
¥998
フリースの「シルキーフリース」シリーズは累計150万枚以上を販売。この数字は2022年からのもので、「実際にはもっと売れている」そう。こちらも本体価格998円と手が出しやすい価格ながら、室内で着用すれば暖房が不要なほど温かい。肌触りの良さや腕まくりしても落ちてこないなど細かいところにも気を遣った仕様で、首都圏でも人気が高まっています。
【998円】妥協なき改良が生んだ神パンツ「ノビルノ」

リアルト
ノビルノ
¥998
ストレッチパンツの「ノビルノ」は本体価格998円でありながら「一切の妥協も許さず、お客様の要望を1つ1つ商品に反映させていった」結果、2022年の登場以来毎シーズン改良を重ね累計販売数100万本突破。
ストレート・ワイド・デニムタイプなどのバリエーションに加え股下も複数展開。普段使いしやすいカラーとデザインでありながら、とにかくストレッチする着心地が魅力で生地がまさに「ノビル」のです。
人気商品のラインナップから、競合はUNIQLOなのでは?と筆者は考えましたし、同じように感じた方は多いのではないでしょうか。今後は子会社化した西友店舗での展開により、トライアルのPBが西友へも順次展開していく予定。首都圏でもUNIQLOのシェアを奪う気なのではないか、と。
この圧倒的なコスパの裏には、一体どんな戦略が隠されているのか。株式会社トライアルカンパニー商品本部の加藤了さん(専門店プロダクトリーダー)に話を聞くと、意外な答えが返ってきました。
「1番使う服」を低価格・高品質で。データが支えるトライアルの戦略

株式会社トライアルカンパニー 商品本部ソフトグループ 専門店プロダクトリーダー 加藤了氏
リアルトの強みについて加藤さんは、「トライアルグループのパーパスは、“世界の誰もが「豊かさ」を享受できる社会をつくる。”です。リアルトもこの理念に基づき、実用衣料に特化しています」と話します。
どんな世代や価値観を持つ人でも(もしかするとどんな金銭感覚を持っている人でも)「1番使う服、一番役に立つ服」を提供したいという考えでしょうか。トライアルが展開するディスカウントストア同様に、「IT企業ならではのデータ活用により低価格、高品質を実現するモデルを作っている」と加藤さんは話します。
衣食住すべての顧客購買データを保有しているトライアルは、徹底的に顧客視点を重視。「お客様からのフィードバックとAIの分析をすべて商品開発に反映させていく」ことにより、信頼され続ける商品を生み出しています。
さらに閑散期に生産を行う・素材を吟味する・中間業者の削減などにより低価格を実現。UNIQLOと比べると規模感では及ばないものの、低価格を実現できている理由は生産工場。大手は季節ごとに工場を変えることもあるといいますが、ずっと同じ工場に依頼することも低価格を実現できている理由だといいます。
