「死因不詳」「外傷なし」でも家宅捜索――府警が自宅を狙った理由
14日、DNA鑑定と司法解剖の結果、遺体は結希くんと確認された。死亡推定時期は3月下旬ごろ。目立った刺し傷・切り傷は確認されず、「現時点で死因を特定するに至らなかった」という結果だった。府警は着衣の乱れについての質問には「お伝えできない」と回答を差し控えた。
死因すら確定していない段階での自宅への家宅捜索は、通常では踏み込みにくい強制捜査だ。それでも府警が裁判所から令状を取って動いた背景には、「遺体の発見状況などから、自宅への強制捜査が必要と判断した」(捜査関係者)という事情がある。
注目すべきはもう一点。府警は13日の遺体発見について、「捜索の根拠は差し控える」と説明している。つまり、農道脇のピンポイントな場所を「なぜ捜索したのか」を明かせない何かがある。報道各社は、府警がすでに一定の確信を持って行動していたと見ている。
バラバラに散らばった物証が示すもの
ランリュック(学校西3キロ)、スニーカー(学校南西6キロ)、そして遺体(学校南西2キロ)。3点はすべて別の方角・距離の山中や農道脇に散らばっており、11歳の子どもが単独で移動したとは考えにくい。「捜査上の攪乱を狙った可能性がある」とコメントする専門記者もおり、各物証の発見場所の連関が今後の捜査の鍵を握る。
4月15日朝、府警の捜査員数十人が結希くんの自宅周辺に集結し、家宅捜索が始まった。何が押収されるのか。捜査はいよいよ核心に向かいつつある。
