韓国の李在明大統領は4月6日、今年1月に起きた平壌ドローン侵入事件を巡り、遺憾の意を表明した。
同日、金正恩総書記の実妹である金与正朝鮮労働党総務部長は「賢明な措置だ」との談話を発表し、韓国側の対応に一定の評価を下したような反応を示した。
「マヌケなバカによる夢占い」…北朝鮮が李大統領を痛烈にこき下ろす
しかし、北朝鮮外務省の張金哲・第1外務次官兼労働党10局長は違った見解をみせた。
与正氏の本音を「平穏に暮らしたいのなら私たち(北朝鮮)にちょっかいを出すな」という意味で、李大統領の反応を「マヌケなバカによる『希望の混ざった夢占い』として記録されるだろう」とまでこき下ろしたのだ。
「張氏が束ねる10局は過去、朝鮮労働党の傘下で対南政策を担った統一戦線部が外務省傘下に編入されたものです。与正氏は総務部長の肩書にすぎませんが、実質、10局を束ねているのではないか。でないと『(ドローンの侵犯)が再発すれば、代償を払う』という警告まで発せないでしょうからね」(外交関係者)
【関連】金正恩総書記が指示5000トン級駆逐艦「張りぼて」黄金艦隊の驚愕実態
謝罪翌日から2日連続ミサイル発射
与正氏の発言の翌7日と8日、北朝鮮は李大統領をあざ笑うかのように2日連続でミサイルを発射し、朝鮮半島の緊張が再び高まっている。
「朝鮮中央通信はこれらのミサイルがクラスター爆弾の試験であったことを明かしています。9日に訪朝した中国の王毅外相は『血で結ばれた友情は壊せない』と、韓国やトランプ米大統領に見せつけるように両国の血盟を強調した。緊迫する世界情勢下、有事の際の『中朝友好協力相互援助条約』厳守に念を押しに訪朝したわけです」(北朝鮮ウオッチャー)
