骨粗しょう症・腎臓・肌・口内炎・関節炎…DEL-1が関わる健康課題
骨粗しょう症が治る時代へ
セミナーの中で力強く語られていたのが、骨粗しょう症の根本治療への可能性です。DEL-1を常時産生するマウスは、人間の70歳相当の高齢期になっても骨密度が高いまま維持されることが確認されています。現在の骨粗しょう症治療は骨の破壊を抑えるアプローチが主流で「骨を作る」には至らないケースが多いですが、DEL-1によって老化細胞そのものを除去し骨を再生させる方向性は、全く新しいアプローチでしょう。
また、体内のDEL-1を充分な量に保つことで体を健康な状態に戻す「再生医療」としての側面も期待されています。
難しいとされてきた腎臓の治療にも光が
腎臓はDEL-1の主要な産生臓器であることがわかっています。腎機能が低下すると全身のDEL-1量が大幅に減り、他の臓器にも悪影響が連鎖してしまう可能性があるとのこと。「最終的には、透析をしなくてもよくなるような、DEL-1増加による慢性腎不全治療薬の開発を目指している」という前川先生。なかなか再生が難しいとされてきた腎臓に希望の光が差し込むような研究です♪肌・口内炎・関節炎にも改善傾向が
美容面で気になる肌については、DEL-1量が多い人ほど肌がきれいな傾向があるという調査結果が紹介されました。皮膚の慢性炎症が抑えられ、バリア機能が保たれることと関係しているようです。口内炎については、DEL-1を増加させた場合に7日目で完治したという研究データも。さらに関節炎の予防にもなるとおすすめされており、加齢とともに気になる膝や腰のトラブルへの活用も期待できそうです♡
今日からできる!DEL-1を増やす2つの方法
①1日1時間のウォーキングを1ヶ月続ける
40〜50代の男女24人を対象にした研究では、1日1時間のウォーキングを1ヶ月続けることで、DEL-1量が約1.5倍に増加したというデータが示されていました♪ 特別な道具も費用も不要で、今すぐ始められる方法です。②アマニ油(オメガ3)を毎日大さじ1杯
もうひとつがアマニ油(オメガ3)の摂取。40〜50代の男女10人を対象にした研究で、1日大さじ1杯のアマニ油を1ヶ月間摂り続けることで、DEL-1量が約1.5倍になることが確認されています♡アマニ油は熱に弱く酸化しやすいため、炒め物の油としては使わず、できあがった料理にかけるのがポイント。味噌汁や納豆に加えるだけなので、「ウォーキングはなかなか続かない…」という方でも、いつもの食事にプラスするだけと思えば始めやすいのでは♪ たんぱく質と一緒に摂ると吸収効率もアップするそうです。
前川先生は「DEL-1をずっと体の中で維持することが、薬であれ食事であれ、重要だと考えています」と話されていました。