最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「あいつは俺が育てた」と自慢する元上司→懇親会で、現職の社長が口を開いた瞬間

「あいつは俺が育てた」と自慢する元上司→懇親会で、現職の社長が口を開いた瞬間

ようやくここまで来た

業界団体のイベントで登壇者として声をかけてもらったのは、転職して4年目の秋のことでした。経歴と実績を紹介してもらい、短いスピーチをする機会です。今の会社で任せてもらった4年分の仕事を、自分の言葉で語る準備を、何週間もかけてきました。

前日の夜、何度も原稿を読み返しました。前職で悔しい思いをしてきた分、この機会が嬉しかった。前職では、企画書を出すたびに「まだ早い」と差し戻され、取引先への同行は一度もかなわなかったあの時期が報われたわけではありません。ただ、少しだけ前に進んだと思えました。

控室で聞いた話

スピーチを終えて控室に戻ると、同じ登壇者の方が少し困った顔で近づいてきました。 「さっき、客席の方が『あいつは俺が育てた』っておっしゃっていたのが聞こえて。なんとなくお伝えしておこうかと思って」 前職の元上司でした。来ているとは知りませんでした。スピーチの中で前職に触れた瞬間、隣の席の人に話しかけていたようです。

歯を食いしばって積み上げてきた実績が、今は彼のものとして語られている。けれど今の私には、それを受け流せるだけの場所があります。

配信元: ハウコレ

あなたにおすすめ