妊娠後期に入り、かなりお腹が大きくなって、床に落ちているものを拾うのが難しくなってしまった。
そもそも屈んだりしゃがんだりするのにお腹が邪魔になるし、特に立ち上がるときに腹圧を使うので腹部への負担が半端じゃない。おかげで家の床が散らかっている。
出産予定日まであと2ヶ月もあるのにどうすんだ……と思ったときに、思い出したのが「マジックハンド」であった。
Amazonを見たら、ある! マジックハンド、めっちゃある! 藁をもつかむ思いでベストセラー商品を注文してみたのだが……。
・宅八郎のイメージしかないマジックハンド
平成初期にテレビっ子だった私としては、マジックハンドといえば宅八郎のイメージである。
強烈なオタクキャラを演じて『天才・たけしの元気が出るテレビ』などに出演していた宅八郎。ロン毛にメガネ、チェックのシャツを着た彼が、なぜか紙袋の中に入れていたのがマジックハンドだった。今でもマジックハンドを片手に幼女を追いかけ回す不気味な姿が記憶に残っている。
あのマジックハンドはおもちゃのようで、とうてい物など掴めなさそうに見えたが……。
あれから30年ほど経ってマジックハンドも進化したようで、Amazonを見たら多種多様なマジックハンドが発売されていた。
その中でベストセラーアイテムとして紹介されていたのがEZPIK(イージーピック)というアイテムであった。価格はだいたい3800円ほど。床に落ちているものまで、高いところの物まで、かなり細かく掴めるらしい。
カラーやサイズがいろいろあったが、深く考えず「大は小を兼ねるよね」と、最初に表示された100cmのものをポチった。後にこれが大きな過ちだったことに気づくのだが……。
・折りたたみ式のイージーピック
コンパクトなダンボールですぐに届いたイージーピック。この中に折りたたまれて入っているらしい。
中を開けると、むき身でマジックハンドが入っていた! コンパクトに三つ折りして置いておけるのはいいね。
しかし、中には一切説明書が入っておらず、どうもダンボールに簡単な説明図が載っているだけらしい。海外製品っぽいな。
組み立ては直感的にできるので特に困ることはなかった……。
が、しかし。
かなり長いな
なんていうか、孫悟空が使う如意棒ってこんな感じかなってくらい長さがある。私の身長は154cmなのだが、100cmのマジックハンドは胸元くらいまであるのだ。
まあ、長さはカメラの三脚みたいに伸縮して長さ調整できるでしょ……と思ったら、できなかった。
