私が言い続けてきたこと
息子の嫁は、子供が生まれてからも仕事を続けています。毎日保育園に預けて、夜に迎えに行く。その生活が、私にはどうしても心配でした。家に行くたびに、つい言ってしまうのです。「子供は母親のそばにいるべきだ」と。
ある夕食のとき、「子供を保育園に預けるなんて、母親失格じゃないですか」とはっきり言いました。嫁は何も言わず、ただ箸を置きました。息子がかばうような発言をしてましたが、私は自分の言葉が正しいと思っていました。
実は、同じ言葉を私も言われたことがあります。息子が小さかった頃、パートに出ていた私に、姑が「母親がそんなことでどうするの」と何度も繰り返しました。あのとき私はどれほど傷ついたか。なのに、自分が同じことをしているとは、そのときは思いもしませんでした。
孫が描いた絵
週末に訪ねると、テーブルに孫の絵がありました。保育園で描いてきたという「大好きな人の絵」です。中央に嫁と夫と息子、その隣にお友達の顔が並んでいました。
私の姿は、どこにもありませんでした。
最初は寂しかった。でも絵の中の子供の顔を見ているうちに、そんな気持ちは消えました。こんなに楽しそうな顔を、私は孫に見せてもらったことがあっただろうか。
